シボレー・カマロはアメリカのゼネラルモーターズがシボレーブランドで生産・発売している2ドアクーペだ。1967年に初代が販売され、現行モデルは6代目であり、日本では2017年に販売されている。
エアロダイナミクスに基づき設計されたエクステリアデザインは、彫刻のような雰囲気を醸し出している。伝統的なカマロに先進技術を融合させ、快適なドライビングを実現しているところが特徴だ。
正規で購入できるマッスルクーペ
シボレー・カマロは日本で唯一、正規購入できるアメリカン・マッスルクーペである。
カマロは4代目が生産終了した2002年に一度姿を消してしまう。
しかし、フォードのマスタング6代目がレトロデザインでヒットを飛ばすと、同様に初代カマロを思わせるデザインとなった5代目が2010年に復活。
6代目は5代目のイメージを色濃く残しているが、各所にアルミニウムを使用し、90kg以上の軽量化と28%の剛性がアップしている。
そして、ボディサイズも全長・全高・全幅が5代目より小さくなった。そのため、日本でも扱いやすいサイズになっている。
エンジンもATSやCTSと同じ2リッター4気筒ターボが用意されているが、カマロに4気筒を積むのは史上初だ。
高い動力性能を誇り、アクセルを踏み込めばのけぞるほど速い。そしてトップエンドを絞り出すような排気音も気持ちいい快音である。
操舵間隔はクイックで、かつダイレクト感がしっかりあるので、運転をしていると気分もしてくるだろう。
マッスルクーペらしさもありながら、乗り心地は悪くない。快適性を大きく犠牲していない点も魅力だ。
初代カマロを現代的に再解釈したインテリア
6代目カマロのインテリアは初代カマロを現代的に再解釈したインテリアまわり。各部に仕込まれたアンビエントライトには24種類のカラーと点灯パターンが3種類用意されている。
全車標準装備となるオールレザーのスポーツシート。インテリアカラーは、ボディカラーがブラックの場合、ブラックトレッドのツートーン、その他はブラックのモノトーンとなる。
シートやステアリング調整幅は大きいので、日本人体形でも問題ない。ただ、日本人体形だと視線がダッシュボードを見下ろす形になってしまうので、収まりがやや悪い。
8インチのタッチスクリーンをインフォティンメントシステムのMyLinkは、AppleCarPayやAndroidAutoといったスマートフォンとの連携機能に対応している。