スバルのスポーツカーの歴史
スバルの強みはなんといってもその高い走行性能。航空宇宙の事業も手掛けるスバルは、そのノウハウを活かし、独創的なメカニズムの車を世に送ってきた。軽量的かつストレスのない操縦性に特化した技術で、根強い人気を誇る自動車メーカーである。
それは、スバルの熱狂的なファンを指すスバリストという造語ができあがるほど。
スバルの代表的なスポーツカーである「SUBARU BRZ」は、2012年にトヨタとの共同開発で生まれた。スポーツカーがもつ魅力の原点に立ち返り、デザイン性・機能性という車の本質を追求したスポーツカーである。
スバルのスポーツカーの特徴
スバルのスポーツカーとして代表されるBRZ。まず、目を惹くのはスポーツカーの王道とも言えるストイックなデザインだ。
ホワイトからブラック・レッド・ブルーまで7色を選べる。乗り手の個性を際立たせてくれる期待感があるのも見どころだ。
無論、見た目だけではない。幾度となく走行シミュレーションを重ねて、空気の流れに影響を受けないフォルムに計算しつくされている。ほかにも、揺れの少なさや振動の低減などの快適性に優れているのもスバルのスポーツカーの特徴だ。
また、運転するうえで欠かせない安全性対策についてだ。衝突の危機を車が検知しブレーキによる注意喚起を行う「プリクラッシュブレーキ」、先行車を認識して渋滞時のノロノロ運転時に、アクセルとブレーキの操作を簡略化する「全車速追従機能付クルーズコントロール」、バックの際に障害物との衝突を避ける「後退時ブレーキアシスト」、ペダルの踏み間違いを防ぐ「誤発進・誤後進抑制制御」など多機能に渡るアイサイトが搭載されているのも大きな特徴だ。
スバルのスポーツカー
スバルが現在販売しているスポーツカーについて解説する。
BRZ
「S」と「R」でグレートが分かれている。2種類のみなので非常にシンプルだ。シンプルに説明すると「R」はBRZのスタンダードモデル。「S」は、Rよりグレードが高く作られたモデルだ。
SのBRZには、シートヒーターを搭載しており、冬のドライブも快適に楽しめるのが魅力。
ほかにも、シートの材質はウルトラスエード®を使用している。素材の違いもグレードの差異に含まれている。SもRも性能面では、期待を裏切ることはないだろう。
走りをとことん楽しんでほしいと願い設計されたため、インストルメントパネルは水平基調にデザインされている。運転時の視界を開くことで、景色が楽しめるほか路面に対して車体の動きが把握しやすいので軽やかな運転が可能となるだろう。